ボーイスカウト吹田2団【平成13年10月13日発行】

  
117号

2001年度活動に当たって   団委員長 藤井武司

今年度、2団の活動で重視していきたいことは、団方針として4項目有ります。

  1. スカウトに魅力あるプログラムを展開し、個人の活性化を図ろう。
  2. 互いに助け合い、活動の発展を図ろう。
  3. 課程(計画ー実行ー評価ー措置)を大切にした活動を行おう。
  4. 50年の歴史を振り返り、将来へつなげよう。

 この4項目について、昨年を振り返りながら「やまびこ」の中で、順次述べてみたいと思います。

1.スカウトに魅力あるプログラムを展開し、個人の活性化をはかろう。

先ず何をするにしても、人が集まらなければ行事は成り立ちません。
昨年こんな例がありました。「ベンチャー隊の行事を行いたいが、スカウトがなかなか集まらず何もできない。それならリーダーが率先して隊キャンプを実行し、スカウトの参加を待とう」・・・
淀川河川敷でのキャンプ実行の結果は、リーダーだけのキャンプとなりました。
「難しい年代だから」で終われば、いつもの通りになるところです。
しかし、次の手を打ちました。
彼らが今興味を示す物の共通点の一つとして、ゲーム、インターネット≫≫≫≫パソコン。
そこで、パソコンを自分で組み立てるプログラムをリーダーがスカウト個人に展開しました。
スカウトとリーダーが一緒に部品を買い出しに行き、組み立てました。
この企画にはスカウト3名が参加しております。そしてリーダーの熱意が伝わったのか、今ではスカウト自身で集会を開こうとしています。
「スカウトが参加して楽しいと感じる、そして楽(ラクではありません)しい行事の中に進歩が有る。」
この様なプログラムが展開出来ればと思っています。    (以下、次号につづく)

9月15日  よーいドン   ビーバー隊

 カントリー作戦、ビーバー隊はカナリア公園に集合して産業道路を両側に分かれて拾って行く。
七尾の交差点で合流、しばらく歩いていくと又大きな道路がありここで又半分に分かれる。
空き缶が、歩道の街路樹の中にいくつか捨ててある。

見えないので捨てるのだろうか。空き缶はくずかごに捨てましょう。
途中カブ隊・ボーイ隊と出合った。
ここからはほとんどないだろう、カブ・ボーイに拾われているから。
集会所はそこに見えている、もう少し頑張れ。拾い集めた缶は全部袋から出し、アルミ缶とスチール缶と振り分けて数える。
アルミ21・スチール37、合計58個拾い集めた。
今年は前年より半分少ない、これはいい事だ。捨てる人が少なくなったのか地域の人たちが毎
朝掃除しているのかもしれない。

指導者の任命式をしている間、補助者に頼んでスカウトの面倒を見てもらった。15分後に開会式・入隊式・上進式が行われるその間にビーバーの補助者の任命式を行った。
ビッグビーバーはカブ隊に5名全員上進。白いロープをカブ隊長のほうに跨いで行く。新入隊は3名。
入隊・上進式が終わってから2階で育成総会を開催。ビーバースカウトも2階に行ったのだが少し騒がしくなったので補助者が下のほうに連れて行き遊んでくれていた。
総会は40分くらいで終わり、その後ファミリーデー。皆で焼肉を食べる。
カブ隊以上のスカウトが肉と野菜の準備と炭をおこし食べられる状態にしてくれていた。
食べている途中から雨になり屋根つきの所まで引越した。もう止むだろう思っていたが食べ終わっても止むことはなかった。強く降ったり弱くなったりの状態、予報は夕方からと言ってたのに。
スカウトたちは「焼肉美味しかった!!」
現スカウト達、新入スカウト達をよろしく頼みます。皆さんお疲れ様でした。

9月15日    はじめの一歩    カブ隊

さぁ!!新年度の始まりです。
今回の集会は団行事で仮入隊、上進式&団ファミリーパーティーです。
まずは、セレモニー。ビーバー隊から5名上進して来ました。ちょっと緊張していましたが、カブ隊隊長の「カブでがんばりますか?」の問いかけにちゃんと「頑張ります!」と言えました。そしてボーイ隊へ2名上進していきました。ボーイ隊でがんばれ!!
 セレモニーのあと保護者の方は育成総会へ、その間にスカウトたちはバーベキューの準備です。
たまねぎを切りながら泣くスカウトや、しいたけを切るスカウト、みんなでお父さんお母さんの為に一生懸命です。 ボーイ隊のお兄ちゃんたちが熾してくれた炭でいよいよバーベキュ−開始です。団のみんなとお父さんお母さんと一緒に食べました。と〜ってもおいしかったです。

9月23日 今夜のおかずはおまかせ!
  カブ隊

「おはよう!」7時45分眠い目をこすりながら、JR岸辺駅にスカウトが自慢?の釣りざおを持って集まりました。今日は海釣り、何が釣れるかスカウトたちもわくわくしているようです。リーダーは釣れなかったらどうしよ〜と心配しながら出発しました。
電車の中でも行儀よく、途中お年よりに席を譲るスカウトも「えらい!!」
 2回の乗り換えもスムーズに行き、須磨の海釣り公園に到着。いよいよ魚釣り開始です。
といっても魚釣りはじめてのスカウトがほとんどで何も自分では出来ません。リーダーが1人1人に針をつけ、つり方を教えてみんなが竿を出せたのは到着後30分以上かかりました。
 リーダーは内心『今日釣れるのは鯵やろな〜』と思っていたのですが、上がってくるのは縞イサキばかり、でも次から次から釣れる釣れる、よかった〜。 
坊主やったらどないしょ〜と思ってたので、うれしかった!!
 楽しそうに釣っているスカウトの横では、絡ませた糸を解いているリーダー、釣った魚をはずしているリーダー、はやく自分で出来るようになってね〜〜!
釣果は縞イサキ約200匹、アジ1匹、かわずら(ハゲ)2匹でした。唯一アジを釣ったスカウトが表彰されました。
怪我もなく、海に落ちるスカウトもなく無事に帰って来ました。みんな晩ご飯のおかずもって帰れてよかったね!!

BACK TO NATURE (自然に帰ろう)
育成会長 辻本繁夫

今の日本の企業社会で、同種企業と気が狂ったように競争しているサラリーマンたちの70%以上は、祖父の代まで太陽の下でスゲ笠をかぶりながら畑の草をとっていた。たった二代で大変化をおこしたこの社会で、我々は割合平気で生きているというのが滑稽なほどだが、しかし心のどこかでかつての人間らしい社会へ回帰したいという思いが絶えずあるらしい。「innovation(技術革新)」結構、「IT革命」結構、いわゆる文明の利器の発達により確かに便利になり、早く物事の処理をすることは可能になったかも知れないが、それら機器の非人間的な現象に、何かここへ来て人間らしい生活に憧れを抱くまでになってきているように思われる。つまり、心の「イヤシ」を欲するまでになっているのではないだろうか。
そこで、人間らしい社会に身を置いてみたい。つまり自然の中に身を置き、人間らしさを取り戻したいという思いに!
B.P.卿は「自然の美しさがわからない者は、人生の半分は失っている。」と語っている。自然の優しさ、厳しさを体で感じ、野外生活の自由を楽しみ、人間らしさを取り戻したいと思っている。
何故なら我々人間も自然界の一員だから。

来 月 の 予 定
* 10月14日 「寿楽荘」運動会奉仕、芋掘り  * 10月 7日  市民体育祭
* 7〜8日 プロジェクトキャンプ
*    14日  「寿楽荘」運動会奉仕
* 10月 6日  共同募金
*   14日 「寿楽荘」運動会奉仕、芋掘り
* 10月14日 「寿楽荘」運動会奉仕
* 10月 7日  市民体育祭
*    14日  「寿楽荘」運動会奉仕

編集後記

平成13年度の活動とともに、この「やまびこ」も担当者が変わり、新たなスタートとなりました。各隊の行事報告を中心に、2団の様々なエピソードを育成会の皆様に紹介して行きたいと思います。とは言っても、慣れないパソコン操作に四苦八苦、試行錯誤の連続です。
ご意見、ご希望、アドバイスなどありましたら団委員まで、よろしくお願いします。