第120号




2001年度活動に当たって   団委員長 藤井武司

みなさん新年あけましておめでとうございます。
今年度団方針として4点挙げた中で最後「50年の歴史を振り返り、将来へつなげよう」です。
昭和27年(1952年)指導者7名のもとにスカウト12名が入隊し、発隊したのが2団の始まりと聞いております。
以来活動を続け、今年は50年目となります。  
半世紀前、現在育成会員の大半はまだ産声すら上げていない昔から、吹田2団は存在していたわけであります。
以来50年、この間活動に直接及び、間接的に関わりを持たれた方は莫大な数に上り、多くのスカウトが社会へと巣立っていきました。  この記念すべき年に当たり、これまでの活動の歴史を振り返り、今後の活動の糧になるような行事を企画し、4月に挙行したいと考えております。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月16日ぺったんぺったんぺったんこ ビーバー隊

 カブ隊・ボーイ隊は前日から行事をおこなっている。
団委員とリーダーは15日昼12時に集合し、団倉庫から荷物を集会所まで運んだ。
さて、午前7時30分リーダー集合、餅つきの段取りを開会式の9時までにやり終わらなければならない。
2年に一回の餅つきの始まり。
スカウトは前掛けとタオルを用意させて手を綺麗に洗い餅つきを先にさせた。
ある程度餅になるまで大人が搗いて、それからスカウト。 
順番に杵を持ってよいしょ・よいしょ。 5〜6回打たせた。
一番細いものでも重たいので隊長が後ろから支えてやった。
出来上がったところで、スカウトは移動して 今度は餅を丸めさせる。
出来ばえはそこそこいけている。
今回からスカウトに最後まで手伝いをさせることになった。    
休憩のあい間に<おろし><あんこ><きなこ>餅を食べてもいい。
そのうちに美味しい雑煮が出来る。 好きなだけお餅を入れて食べてもいい。
お餅でお腹はいっぱいになる。
一人あたりどのくらい食べていたんだろうか・・・?  えび入りの餅は3臼搗いた。
捏ねている時食べるのが又、美味しい。つくたび、何人か食べにくる。     

9時からつき始めてちょうど12時につき終わった。
これからが大変だ。あと片付けと閉会式が終わったのは2時ごろ。
お土産の餅を渡して、今年の餅つきは無事終了した。
お手伝いしていただいたファミリーの皆さんご苦労様でした。








12月15〜16日クリスマス会 餅つき ボーイ隊

 今朝のニュースで、「今日はこの冬一番の寒波に見舞われる」と、いうのを耳にし、家を出た。
確かに、昼間でも寒い・・・。夜になったらさぞ、冷え込むんだろうなー・・・。  
今月の行事は1泊2日のキャンプにクリスマス会、翌日は団行事の「餅つき」だ。
クリスマス会はカブ隊と合同で行なう事になり、それぞれの班や隊で調理した料理をみんなで食べる!、という、すっかり2団のボーイ隊ではおなじみのものであった。

それぞれのメニューは ・カブ隊はリーダー作の「クリームシチュー」と「ちゃんちゃん焼き」 ・ボーイ隊は各班から「パエリア」、「スパゲティー」 ・ボーイ隊のリーダーとベンチャー隊合同で「冷しゃぶサラダ」 と、なかなか美味そうなメニューだった。
パエリアの火のとおりが悪く、他の料理が出来上がった頃に一応の仕上がりを見せたが、既にみんなのおなかは満腹状態だったので、だいぶ残ってしまった・・・。
もったいない・・・。
その後、予定を大幅に遅れて、クリスマス会に突入し、ベンチャーからボーイ、ボーイからカブ・・・という具合にスカウトの灯を伝えていく・・・、
というシナリオ的には素晴らしいものという気がしたが、打合せ不足っていう感じでクリスマス会が始まった・・・。


 歌やスタンツ、ゲームや手品など、カブ〜ボーイ〜ベンチャー〜リーダーという枠を越えて楽しめた内容だったと思う。
ボーイ隊のコブラ班の手品はなかなか面白く、興味深かった。 
右の写真はバナナの皮をむかず、気合をかけるだけで、バナナが切れているというものだ。何とも頼りない気合だったけど、その効果は抜群で、確かに切れていた。
恐るべし気合・・・。 でも、この「切れてるバナナ」は近くのスーパーで売っているらしい・・・。  
スカウトたちのスタンツやゲームが一通り終わり、最後にリーダーの出し物の出番だ。
リーダーはみんな白いカッターシャツを前後ろ逆に着て、ベレー帽をかぶり、すました顔で開場へ入場。
一礼し、ベートベンの「第九」を歌い始めた。
打合せの段階ではドイツ語で歌おう、ということだったが、ドイツ語の歌詞を見た途端に日本語で歌おう、と決まった。ボーイ歌集にも載っていたので、ちょうど良かった。  
指揮者はカブ隊の隊長で、衣装は第九ならず、「大工」・・・。  
無事に歌を歌った後、最後のお辞儀をして立ち去る前に、指揮者が一言・・・「お呼びでない?」 ドリフをイメージしたのだったが、リーダー世代には解る話だが、今のスカウト年代ではドリフは知らないんだろうなー、なんて気にしながらも、もともとカブの隊長のキャラクターもあってか、会場内ではうけていた様だった。

その後、300円までのプレゼントを持ち寄りでのビンゴ大会が始まり、早くビンゴになった人から順にプレゼントを手に入れていった。
他にカブ隊が昼間に作っておいたデコレーションケーキを食べて、一通りのクリスマス会は終り、時計を見てみると22:30・・・。
だいぶ、遅くなってしまった。  
クリスマス会場の部屋から外に出ると、予想通りの寒さで、そんな中でのテント泊でみんなどんな夢を見て寝るんだろう・・・、などと、ふと気にもなった。←暢気なものだなー。    

この冬一番の寒波の日も、ようやく夜が明けた。 6:00ではまだまだ辺りは真っ暗で、なんとなく東の空が明るくなり始めた頃だった。
何度見てもこの朝日が昇る直前というのは、気持が良い。 まだ辺りには静けさが漂っていて、全ての気配が絶たれているような感覚・・・。    
結局、スカウトたちは6:30を過ぎた辺りにテントから出て来た。
いつもと違って、朝食はパン。これからたらふく餅を食べるとことを考えると、何も食べないでも良い位だが、その餅をつくにもパワーがいるので、やはり朝食は必要なのだろう。  
開会式も終え、いよいよ餅つきが始まった。
まずはビーバー隊とカブ隊が並んで餅つきを始めたので、ボーイ隊は食べる方にまわった。
やっぱりつきたての餅は美味い! 個人的には2年に1回のこの行事でしか、つきたての餅を食べる機会が無いので、非常にありがたい行事でもある。


12月31日除夜の鐘つき 団行事

当初、カブ隊の今年最後の隊行事として行う予定だった「除夜の鐘つき」をお寺側と打ち合わせをする中で、無論鐘つきはO.Kとの了解は取り付けていた訳ですが、お寺側から当日、除夜の鐘つき全般に渡り ご奉仕頂けないかとの申し出があり、早急に団内で検討し、カブ隊は隊行事として行い、奉仕については 団行事としてお受けさせて頂くということになり急遽、団行事として行うことになりました。  
皆様ご存知の通り、東朝山 大光寺は吹田2団発祥の寺ともいえる、我々2団とは切っても切れない縁のあるお寺であり、昨年11月には大修理工事が落慶し、新年には発団50周年を迎えようとしている。  
吹田2団にとって絶好の機会と受けとめ、むしろ有難く奉仕させて頂く事になりました。  
PM10:30 寺に集合、設営。お寺で準備された振る舞いのおでん、清酒、等の接待、参詣者の誘導 鐘楼への導入、鐘つき指導、本堂での参詣等の奉仕内容である。  
地元の人達の参詣者が多く、団委員と顔見知り人が殆どで、なごやかで且つ有意義に鐘つきを済ませ、新しい年を迎えるべく帰宅して頂いた。  
我々団委員も悠久の時の流れを体感しつつ、新しい年が育成会員の皆様、全スカウト諸君に幸多かれと念じつつ納めの鐘を打ち鳴らせました。
全撤収完了時刻 2002年1月1日AM1:50。  
ご奉仕頂きました皆様、本当にご苦労様でした。尚、この除夜の鐘つきは本年以降、恒例団行事と致します。


新年ごあいさつ
育成会長 辻本繁夫 

ボーイスカウト吹田2団育成会員の皆様
 全スカウト、リーダー各位

新年あけましておめでとうございます。
この新しい年が、皆様にとって輝かしい年でありますよう、心からお祈りいたしております。
さて、我々ボーイスカウト吹田2団もこの年で50年の節目の年です。今すでに、50周年の記念事業行事を4月21日に行うべく企画されております。
育成会の皆様にも何らかの形で、参画していただく様、計画しております。
企画、計画が具体的になりますれば、この「やまびこ」誌面にてお知らせ致しますので、よろしくお願い申し上げます。
この、やまびこリレーエッセーも次号より元に戻して、所感、雑感、紀行、等々心に映る由なし事をつれづれなるままに書き記して参りたいと思っております。
育成会員の皆様にも何か感じるところがございましたら是非、投稿頂ければ幸甚かと思います。
今年もまた、何かと忙しい年になりそうですが、皆様と共にScouting For Boysが成就できます様頑張って参りたいと思っております。
どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。

編 集 後 記

本年も、「やまびこ」の編集、発行にご協力宜しくお願いいたします。
育成会のみなさんは、どのようなお正月を過ごされたのでしょうか。
今年から2団の新年は大光寺の除夜の鐘を聞きながら迎えるのが恒例となるようですね。
今年は発団50周年の記念すべき年です。
昨年の12月には記念行事の実行委員会として、記念誌  担当委員会、行事担当委員会の二つが組織されました。 
行事担当委員会では、50周年をどのよう な形でみなさんとお祝いしようかと知恵をしぼっているところです。 
記念誌担当委員会は、50年に亘る膨大な記録をまとめるべく、日夜パソコンと向き合っています。
そこで、記念誌担当委員会からのお願いですが、昭和50年〜60年頃の行事の写真をお持ちの方、または持っておられる方をご存知の方は、是非団委員までお知らせください。
宜しくお願い致します。