ボーイスカウト吹田2団【平成14年6月12日発行】
第125号


ネッカチの色は限りなく橙色! 団委員長 藤井武司

50周年を記念して2団のネッカーチーフのデザイン募集を行い49件の応募がありました。
みなさんの 投票で、津留団委員の作品が記念式典で選出されたことはご存知の事ですが、その後の話になります。
作成に当たっては、ボーイスカウト関係者で刺繍の仕事をされておられる方へお願いしました。
この方は吹田地区でのネッカチやワッペン等で以前からお世話頂いている方で、中国の滞在が多いそうです。
今回も生地は現地で手配し日本で仕上げる段取りとなり、デザインをスキャナーで読込み香港へメールしました。
生地の色は橙(オレンジ)色。果たして希望の色が伝わっただろうか心配な所です。
そこで今回は色について少し考えてみましょう。少々難解な所が有りますので退屈な方は、後ろ2行が顛末です。
 聴覚 触覚 味覚 嗅覚など感覚を表す言葉に比べると色の感覚を表す言葉は最も豊富で誰にでも通用する共通語がたくさんあり、その数約一万語に達すると言われています。(赤 青 白 鶯色 黄 琥珀色…・・) それでは、私達は何故色が見えるのでしょう。
ばかげた質問と思わず少し耳を傾けて下さい。色は何故見えるか。
  @光が有る 
  A物体に色が有る
  B見る目が有る 
の三つの条件が必要となります。そして更にそれぞれの質にも密接な関係が有ります。先ずそのことに触れて見ましょう。
@光が有る  当然の事です。私たちが光として感じるのは可視光線と言われる電磁波です。同じ仲間内で可視光線よりうんと波長の長い所に音があり、短い所にレントゲン撮影に使われるX線が有ります。
 太陽の光は、プリズムで7色に分解出来、波長は短いほうから紫−藍−青−緑−黄−橙−赤と虹の配列と 同じです。
これらを混ぜ合わせると元の白色光になります。
A物体に色が有る  身の回りの物は全て色をもっているように見えますが、色をもっているわけではありません。
赤いリンゴを例にとると、リンゴ自体が色をもっているわけではないのです。
リンゴの表面が可 視光線の内、長波長側の光(赤)を多く反射し、短波長側の光(青〜紫)を吸収してしまうため、人間の目 にはそれが赤く見えるのです。ちなみに全ての可視光線帯域を吸収すると「黒」になります。
お肉屋さん のショーケースは、食欲をそそるような鮮やかな赤に見える波長多く含んだ照明を使っています。
B見る目が有る  色は波長で決まるといいましたが、これも正確ではあリません。光が色をもっている訳ではないのです。
光は単に私たちが色を感じるための刺激にすぎません。
目から入ってくる光の刺激に対 して、脳が反応した時に初めて「色」という感覚が生じる訳です。
伝達経路は、網膜x視神経x大脳とな りますが、青い瞳と黒い瞳、伝達経路などに個人差があり厳密には各人同じ色としては捉えられていません。
長さ(p)や重さ(Kg)は万国共通の物差しがあり、計測値として何処へでも伝えられます。では色はどうでしょう。
色を表す言語は多数あることは先ほど述べましたが、橙色を例に取りますと、赤と黄色の間に有る色相が橙ですが、赤味に寄った橙と黄味に寄った橙では見た目で違いが分かります。
又どれくらい寄っているか言語で表現することは不可能です。では物差しは?、あります。
反射光の波長分布を測定して数値化する方法があります。但し費用を考えると一般的ではありません。(パソコンのスキャナーも同じ原理。但し性能は人間の色覚より劣る)そこで一般的に使われるのが、カラー見本(色相、彩度 明度が段階的に並べられたもの、カラーカード
カラーガイドと呼ばれる)と相対比較しての言語化です。
カラーガイドの何番と言えば専門家には通じます。
 従って今回は、カラー見本の中から作品に近い色を選び出して決定作成へとなりました。
現在ほぼ完成とのことですので、スカウトカーニバルには、橙色のネッカチが岸2集会所を彩ることになります。

5月19日 ともだちいっぱいつくるのだ! ビーバー隊

地区行事 〜ビーバーパック〜
実行委員・地区担当は午前8時までに集合、スカウトたちが来ないうちにテントなどを設置しておかなければならない。
まだその時間は車が入れないので道路に止めて置いて荷物を下ろし、そこからせっせと運んだ。
かなり距離はあったが、15人ほどいたので早く終わった。早い隊は9時前に来ていた。・・・早いぞ〜・・・
9時30分には受付が始まり、予定時間の10時から大きな輪で開会式が行われた。
 天気もよく暑くなりそうだ。8人編成13組と9人編成2組合計15組、参加スカウト総数122名。
しっぽとりゲーム
50センチほどの紐をズボンのうしろ側に入れて25センチほど外に出しておく。
自分のしっぽは取られないように、友達のしっぽをいくつ取れるかな。
あまり遠くへ行かないように周囲には大人の方たちに立ってもらった。


笛の数だけ友達作ろうゲーム
 リーダーが吹いたホイッスルの数と同じ人数でグループを作る。15組の組編成を作るためのゲーム。
集まった所で担当リーダーはハム太郎のメダルをスカウトに渡し自己紹介してもらう。

洗顔ゲーム
 リーダーが立っている所に行って「おはようございます」の挨拶をして・歯磨き・洗顔・ハンカチ・ティッシュを持って「行ってきます」の
挨拶。
リーダーの後ろを回って次のスカウトにバトンタッチ!ハンカチとティッシュを持っていない子は戻ってもう一度やり直し。

チョロにつないでゲーム
蛇の道 (6メートルのロープを使う)
 アメンボ(ダンボールを切った物を使う) 
 トンネル(リーダーの股のしたをくぐる)
 次のスカウトにバトンタッチ!のリレーゲーム。
 

 各ゲーム、優勝チームを「ビバ・ビバ・ビーバー!」の掛け声で祝声した。
 予定より30分ほど早く終了した。
最後も大きな輪で閉会式。そしてスカウトが迷子にならないように 1団から順番に隊長の所に集まるようにマイクで指示が出された。
12時に昼食、帰るまで目のとどく範囲で自由に遊ばせる。
 帰る前に木の葉章を渡し、岸部南公園で今日の記念品を皆に配った。皆さん暑い中お疲れ様でした。

5月25〜26日   テ・テ・テントでゴロリン カブ隊

高槻市立摂津峡青少年キャンプ場にて
25日(1日目)
 朝9人のスカウトが元気に集合。スカウトは行先、交通費の確認、切符の購入、交通機関等を調べ
記録しながら目的地摂津峡桜公園に到着。公園で組長、次長の交代式、くまスカウトの「月の輪」結隊式
と、持ち物点検を行いました。(忘れ物が少しありました)
 そうこうするうちに、以前ロープワークで覚えた『巻き結び』を使って自分たちでロープ遊びが始まりました。そして
「おつかいゲーム」でしっかりアイスキャンデーをゲット!
しかし、お楽しみの後は苦しみが待っていました。キャンプ場への登りはかなりハードだったようです。

 夕食は「料理コンテスト」
1組はハンバーグとポテトサラダ。
  『手作りハンバーグで迷コック賞』
2組はカレーとグリーンサラダ。
  『チキンカレーでキチンとキッチン賞』
どちらもとてもおいしかったです。
 夜は、小さな火を囲み、「夜話」をしました。
そして6人用の常設テントでバイクとパトカーのサイレンをバックに就寝。

26日(2日目)
 各自水1リットルとまき1本を荷物に入れ、白滝茶屋までハイキング。そこで飯ごう炊さん。ボーイ隊の板倉スカウトにも協力してもらい、しかスカウトはかまど作り、くまスカウトはかまどに火付けをしました。 川で冷やしたスイカも甘くておいしかったです。
 初めてのテント泊でしたが、とてもいい天気に恵まれ全員けがもなく、無事帰路につきました。

 


ウッドバッヂに参加して
   ボーイ隊副長 細井真知子


今年のゴールデンウィークは、前半はのんびり、後半は3泊4日のウッドバッチ研修に参加し、とても充実したものになりました。
4月から働きはじめたばかりで、正直少し憂鬱でしたが、行ってみるとスタッフ、参加者に知っている方が多く、気がついたらスカウトモードで楽しんでいる自分がいました・・・。 といっても キャンプしながらの研修なので、ボーイスカウトの基本理念からプログラムの立案方法と、連日夜10時近くまで勉強会。模擬隊集会やミニキャンプファイヤーもありました。
リーダーになって数年経ちますが、初心に返って学ぶことができたと思っています。
一番感じたのは、ボーイスカウトのモットーやおきては、生きていく上で必要不可欠なものばかりであるということ。大人も子供も(リーダーもスカウトも)それは同じです。これまで「スカウトと一緒に楽しむ」ことを重点に置いて活動してきましたが、活動を通してそれを、「スカウトに何かを伝える」ことが自分に足りなかったと気づきました。(伝えるにはそれなりの準備がいりますが、その準備が大事なのですよね!)
仕事を始めて、24時間が短く感じるようになりました。スカウトと活動する時間もとても貴重なもの。
私自身も成長していけるよう、これからも続けていきたいなと気持ちを新たにしています!
今後のボーイ隊にご期待ください?!(温かいご指導よろしくお願い致します!!)
                  

スカウトカーニバルについてお知らせ

 2団恒例、スカウトカーニバルが下記要領にて開催されます。今年のテーマは、“昔の遊び”です。
おとうさんやおかあさんやリーダーが子供の頃、友達と夢中になって遊んだなつかしい遊びですが、スカウトのみなさんにとっては、「新しい遊び」かもしれませんね。
 スカウトはもちろん、ファミリーの方々も是非ご参加下さい。童心に返っていっしょに楽しみましょう。
 お待ちしています。
日時:平成14年7月20日(土)〜21日(日)
場所:岸二集会所
内容:昔の遊び うどん作り 他
集合時間:7月20日 午前10時 
参加費:ファミリーひとり500円(幼児は無料))
         (但し、1日参加の場合は300円)
          スカウトは各隊プログラム参照 
*****その他、詳しいことは、各隊のプログラムをご覧下さい*****

編 集 後 記

 
 私、6月ボーイ隊隊行事、京都オリエンテーリングに参加しました。
観光気分で参加したのが大間違い。さすがボーイ隊、ゆっくり観光なんて考えは甘かった!「足が棒」状態。清水寺、平安神宮、知恩院、南禅寺、蹴上インクライン、哲学の道、銀閣寺、下鴨神社などすばらしい名所旧跡をまわったのですが、最初に手渡された各ポイントのクイズの答えを求めて歩けや歩け、全然“まったり” できませんでした。でも、ちょっと物知りになれたかな。次号のボーイ隊行事報告をお楽しみに。 
さて、話はかわりますが、いよいよ梅雨入りです。じとじと、べたべたとうっとうしい季節です。
 食中毒にはくれぐれも気をつけましょう。梅雨が明ければスカッと、ギラギラ太陽の夏。  
 楽しいことがいっぱい待ってるよ。スカウトカーニバルとか・・・・。近くにスカウト活動に興味のあるお友達がいたら、是非誘ってあげてくださいね。