ボーイスカウト吹田2団【平成14年7月15日発行】
第126号


制服を脱いでいる時 団委員長 藤井武司

「あなたがボーイスカウト活動をして良かったと思うことは何ですか?」
長年スカウト活動をしておられる方へのインタビューの中での話。質問者は、飯ごうで飯が炊けるとか、
テントが張れる、ロープ結びが出来るなど、技能面での答えを予測していたそうですが、出てきた答えは
この表題の通り、「制服を脱いでいる時」
「なんてキザな言い方!」直後の私の実感です。
しかしよくよく考えてみると、この答えの素晴らしさが
ジワジワと沸いて来ました。スカウト活動の成果はその人の人生にプラスになることです。
訓練の成果が日頃の生活に活かせたら、これに越したことはありません。
 お父さん、お母さんから無理矢理?言われてなったスカウト、子供がお世話になっているから仕方なく(多分そんな人はおられないと思う)しているリーダー、これから指導者が回って来そうなお父さん、お母さんも自分自身の為になるよう目的を持って、スカウト活動を利用して下さい。 


6月23日 カブ隊と一緒 ビーバー隊

吹田市立岸一小学校グランドで午前中だけカブ隊と合同でスポーツテストを行った。
種目は、「なわとび」「立ち幅跳び」「ソフトボール投げ」「50メートル走」「ボールけり・リレーゲーム」の5種目だ。
体験スカウト・ちビーバースカウトを合わせて2組に振り分けて、他の組とかち合わないように、好きなコーナーから回った。 
縄跳びコーナーは1分間何回飛べるか。出来ない子はまわして跨いでも良し。100回近く行ったスカウトがいた。

立ち幅跳びは2回飛ぶ。
ソフトボール投げは10メートル越えたスカウトはいなかった。
50メートル走は、早いスカウトで12秒台だった。
ひとり2回走らせたが、まだ走るといって走った子もいた。元気があるな・・・感心。
最後の種目はボールけりリレーゲーム。スカウトを4人づつ4組に分け、カブスカウト・リーダーも入ってのゲーム。
ボールをドリブルしながら走るか、蹴りながら走ってカラーコーンを回ってくるリレーだ。
ちビーバーから大人まで必死になって頑張った。
1回目・2回目ともにチーターの組が1位独占だった。
みんなで祝声を送った。

午前中の行事が少し早く終わってしまったので昼食まで自由時間。
カブ隊はポケットコンロで各自ラーメンのお湯を沸かしていた。ビーバースカウトは物珍しそうに見ていた。
カブ隊に上進したらこんな事も出来るんだ。
ビーバーも集まってご飯を食べる準備。敷物を出し用意できたら「いただきます」
午後からはカブ隊とは別行事で、基本動作・歌の練習、ビーバー隊のやくそく・きまり唱和の練習をした。
午前中、ファミリーのお父さんお母さん、お手伝い有難うございました。

6月23日 ファイトー いっぱーつ!! カブ隊 

今月はビーバー隊と一緒に体力測定やゲームを行いました。
セレモニーの後、体力測定の開始!コーナーは、ソフトボールの遠投・なわとび・たち幅跳び・50M走です。
ビーバーに負けるな〜!!みんなガンバッテ!
体力測定の後はビーバーと混成組を作って組対抗ゲームの開始です。
ご父兄の方も一緒に楽しみました。
ドッチボールをカブはキックで、ビーバーは手でついていくかキックか好きな方で前にあるカラーコーンを廻って次の人にバトンタッチ!
さて、どのチームが勝ったでしょうか!!
はじめる前に、各組作戦会議!!
スカウト達の真剣な顔、やる気満々です。
始まってみるとビーバーもキックをする子の方が多かったです。
 午後からはカブ隊の組み対抗キックベースをやりました。
ちょうど顔を出してくれたボーイ隊の隊長にも加わっていただきました。
「よろしくお願いしま〜す!」主審は隊長、プレイキック!!
ホームランは出るわ、チンプレー、好プレー続出でした。
体力測定の表彰の後、、先月お休みのスカウトがいて出来なかった“組長次長交代式”を行いました
「頑張れよ!うお〜!」「!頑張ります!うお〜!」ほんまにがんばってや〜!!

怪我もなく、楽しく隊集会を終わることが出来ました。
参加して下さった保護者の方ありがとうございました。

 

「鮑のつぶやき」       
   “BACK TO NATURE”(VOL.3)
     育成会長  辻本繁夫

「ラダー(舵)直進ッ!」・・・「セイル・オープンッ」・・・。
               帆が開いた瞬間、バーッという音と共に風が帆をはらませ、艇は音もなく波間を滑るように疾走して行く。「ゴーッ・アヘッド。」監督が全艇に向って号令をかけ
る。
シングル・ハンド・ディンギー(1人乗りヨット)の出帆風景です。
ヨットは一路、沖合3〜4q先に浮かぶ無人島に向ってセイリングを行っていきます。
ある機会を得て、昨年10月はじめ、海へ行って来ました。夏の喧噪が過ぎ、静かなたたずまいの瀬戸内海の漁村の一角にヨットハーバーがあり、そこにある研修所でヨットの研修が行われています。
初心者はそこでレクチャーを受け、陸上でのシュミレーションをクリアーし、実地訓練を受け、ヨットの仕組み、組み立て方、安全面での知識及び対処の仕方等々を教わり、研修所クリアーとなるのです。
が、大自然の懐に飛び込み、それも海ではどうかと考えた時、ヨットが一番自然と触れ合えるのではないかと思い、突如として門をたたいてみました。
講義はむずかしいものではないのですが、ヨット(特にディンギー型)は個人で全てを行うもので、・・・人に迷惑をかけない、何事も自分で対応し処理するものだ・・・・と言うことを頭に叩き込まれた。(当然ですが)単独セイリングとなると、なかなか初めに書いたように格好良くはまいりません。
ディンギー型のヨットは帆は複数人数で乗るヨットと同じ位大きいのですが、艇自体は小さいので特にバランス感覚が要求され、体の移動だけでもバランス良くやらねば、簡単に転覆し、体は海に投げ出されます。
誰も救いに来てくれませんので、自分で対処しなければなりません。
自分のヨットに泳ぎ着き転覆した艇を起こし(帆と共に)海水をかき出し、元の姿に復元しなければ走れません。
この一連の作業をマスターしなければディンギー型のヨットに乗れません。
実際にやれば、その場で何とかできます。
恐怖心さえなければ。
泳げない人はその恐怖心が先に立つのでなかなか上手く起こせないのですが、本当は泳げなくてもいいのです。
おぼれることはありません。
救命胴衣をつけていますので、おぼれようと思ってもおぼれません。
海に落ちてパニックにならなければ大丈夫です。
「あっ、はまった。」位におもっていればいいのです。
ヨットに乗っていて本当に困るのは無風状態になった時です。
ヨットは動力がないので何の仕様のないまま、ひたすら風の吹くのを待つより方法がありません。
この時です、自然の中での人間て何と小さい物だな、無力な物だなと感じるのは。
日頃偉そうなことを言っていても自然の意のままにならざるを得ないんだなぁと、つくづく体感させてくれます。
一度単独セイリングに出ると、大自然の中で唯一人でいることで自分自身を見つめ直すキッカケがつかめるように思います。
先ず、過ごしてきた人生の一コマ一コマが凝縮された様なシーンが、次々と展開されてきます。
(少し大げさかな?)つまり謙虚にならざるを得ない自分自身を再確認することになります。
皆様、一度機会をとらえて自分自身を見つめ直す意味で、自身で操船し、ヨットに練ってみませんか。  


編 集 後 記

大阪連盟事務局からのお知らせ
第13回日本ジャンボリーの期間中、(8月3日〜8日)事務局は閉鎖され、需品取り扱い業務も休みです。
7月30日(火)と8月13日(火)需品臨時取り扱い日です。また、8月15日(木)〜17日(土)は夏期休暇です。

需品申込のある方は、早めに各隊リーダーまでお申し込み下さい。