ボーイスカウト吹田2団【平成15年10月10日発行】


第141号

育成会総会に寄せて 育成会会長 辻本繁夫

 金木犀の馥郁(ふくいく)たる香りに秋の深まりを感じる、去る10月5日  岸一公民館 大会議室にて参加者56名(委任状出席者を含む)の出席を得て盛大に、平成15年度吹田第2団育成会総会が挙行されました。昨年の2団50周年という節目の年を経て、更なる50年へ第一歩の年となった昨年度の活動報告、又今年度の有意義な活動のための予算報告等々、式次第は例年とあまり変わりはなかったですが、内容報告、活動に取り組む意気込みが例年と違う・・・何と申しますか、迫力というものが如実に感じられ全指導者の活発な活動が大いに期待できる充実した総会となりました。
活動の足跡を、総会資料を、ご覧下さい。
 さて、今の世は丁度全体が大きな変革期に入っていると申せましょう。
社会環境は言うに及ばず、少子高齢化、 I T化によるデジタライズされた人達。 まるでその事が良いことのように心までデジタル化された人達、いわゆるデジタル人間の横行は、目に余るものがありますが、この様な風潮の中で、我々ボーイスカウト活動にたずさわる者として次の事をスカウト達に訓育して行きたいと思います。
 スカウチングの目指すものは、スカウト一人一人が心と身体の健康な人間に育ってゆくことであると思います。
身体の健康は節度のある毎日の生活や、野外での運動などの鍛錬によってつくられてゆくものであります。
心の健康とは、どのようなものでしょうか。
 毎日の生活がただ楽しく、少しの悩みのないのが心の健康であるとは言えません。私たちの人生は、楽しい時もあれば、悲しい時、苦しい時もあります。
悲しい時には、心の底から悲しみ、うれしい時には心から喜ぶことができるとともに、困っている人がまわりにあれば、自分もその人と同じ気持ちで悩むことの出来る人間こそ、心の健康な人間であると言えるのではないでしょうか。
 そして、このような心を養うには、人生の中で真実なものを見ることの出来る目を持たねばならないと思います。
計り知れない可能性の拡がりを持つスカウト達に我々指導者がこの様な心の目を養い又認識してboyscout movementの本年度の目標としたいと思います。
 大勢の方々の育成会総会へのご出席、厚く御礼申し上げます。今後ともご支援・ご協力宜しくお願い申し上げご挨拶と致します。
弥 栄

9月15日 よーいドン 入隊式・上進式   ビーバー隊

 今年は岸部市民センターで入隊式・上進式が行われた。セレモニーの始まる1時間前にセンター横の公園に集合し、周囲の道路で、空き缶・ごみ拾いを行った。時間は20分ほど。
 スカウトはごみを拾うのも互いに競争しているので、車、バイク、自転車には十分気をつけて歩くように注意する。
空き缶とごみをあわせると、ごみ袋一袋分あった。
 入館するまで時間がまだあったので、自由に遊具で遊ばせることにした。


 午前10時 各隊の指導者の任命式の後、スカウトの入隊式・上進式。
 今回ビーバーは入隊者1名。1ヵ月後には、3名ほどの入隊者がある予定。
 1時間ほどで終了し、軽い食事の後、隊長・副長・団委員長と2家族の入隊説明会をその場を借りて行った。

 その後、木の葉章・小枝章を渡し、絵を描いてきてくれたスカウトに「表現」を渡した。スカウトの絵は、毎回とても楽しみだ。
12時近くにあわただしく解散した。
お疲れ様でした。

         
一年を振り返り  カブ隊デンリーダー  菊 野 英 敏


子供たちの加入とともにリーダーをやり始め、はや一年が経ちました。簡単に引き受けたので、
 まわりの方々からは驚きの声も多々ありましたが、私自身は、自称根っからのアウトドアー派を自
 認しているのでそんなに違和感はありませんでした。しかし家族と楽しむのとは違う集団での大変
 さや楽しさなども経験させてもらいました。
  スカウト活動は、年間プログラムにより四季おりおりの活動があり自然とのふれあいが十分堪能
 できました。釣りや廃線跡ハイクなど。クリスマススタンツでの思い出、この歳になってお面をか
 ぶるなんて全然想像もしてませんでした。また、私の子供以外のスカウトもみんな個性豊かで、こ
 の一年で非常にたくましく成長していくのをまじかで見れたとともに、子供たちの元気なパワーを
 もらい私も元気にしてもらいました。
  新しく組がスタートし、新たなスカウト達や人気ものの隊長・副長・リーダーの皆さんと楽しい
 スカウト活動を送りたいと思います。
             

編 集 後 記

「あなたの名前にはどんな意味が込められていますか?」と、名前の由来についてを聞かれたこ
 とがあります。皆さんも一度はご両親に自分の名は、だれがどうしてつけたのかを聞いてみたこと
 があるのでは? 誰も皆「やさしい子に育ってほしい」「幸せな人生を歩んでほしい」「たくまし 
く育ってほしい」など、さまざまな願いが込められた名を呼びかけられて育ってきたのだと思います。
そして、自分の親や祖父母、周囲の人々がそうしてくれたように、自分の子供が生まれた時も、い
ろいろな願いを込めて名前をつけました。そんな事を改めて考えたり思い出したりすると、普段は
何気なく呼んでいる自分や家族の名前がなぜか愛しく思えてきませんか? まだ自分の名前につい
て知らない人は、名前の由来や字の持っている意味について、是非調べてみてください。