ボーイスカウト吹田2団【平成17年4月11日発行】


第159号

更にパワーアップ 団委員長 藤井武司

昨年9月新たな構成(スカウト60名指導者44名)でスタートした活動も、折り返し点となりました。この間、社会見学、ハイキング、キャンプ、スポーツ、進歩科目の履修や技能の習得、奉仕活動等、課程と楽しみを重視した活動を行って来ましたことは、「やまびこ」で逐次ご報告したとおりです。
 さて、4月からの後半は一年間の仕上げとなります。新入隊員は6ヶ月が過ぎて隊に馴染みあと半年で先輩へ。組長、班長は次のステップへの向けて更にパワーアップします。どうぞスカウトの活躍にご期待ください。
 隊活動を支援する団は、4月24日にバザー、 5月28日〜29日(予定)にスカウトカーニバルを実施します。バザーは紫金山公園で例年通りの内容に加えて、今年は仲間づくりを行うこととします。又、スカウトカーニバルは岸二集会所と地域密着で実施します。団行事は、スカウトとリーダー、そして育成会員全員が集います。隊全体の動きやスカウトの活躍を確認できるとともに、新しい顔ぶれに出会えるよい機会です。皆様の参加とご協力よろしくお願い致します。


3月13日 スケート ふらふら・あっ・ドテッ ビーバー隊

今回・高槻の明治O2スケート場が閉鎖になり、なみはやドームのスケート場に行ってきた。
ここも13日でスケートが終了、プールに変える工事にはいるとか。一週間遅れていたら、スケートが出来ないところだった。夏場はプール・冬はスケートに早変わりするそうだ。
今回はリーダーの参加が少ないためベンチャースカウトの2名にお手伝いしてもらった。
1対1で面倒をみてくれて、助かった。



 今回のスカウトとファミリーは全員滑ったことがないと言ってた。
スケートが終了するまで全員滑れるかな・・・・・?
3〜4周はぎこちなく、伝い歩きとか、手をつないで滑っていたが、その後はスケート靴になれてきたのか「手を離して」と言い出した。体験スカウトは、何回も転んだりして滑れるようになった。
現スカウトも滑れるようになった。
ベンチャースカウトが、「隊長休んでいてください。僕たちが見ていますから」と言ってくれて有り難かった。頼りになる。数年前はまだ小さいスカウトだったのに、大きく成長したものだ。
12時に氷の掃除にはいるのでリンク外にあがるようにと放送が入った。
 昼食をとってから1時間ほど滑った。



 8周くらいした頃スカウトが「滑るのは、もういい」と言い出したので、終了して靴を履き替えて帰る支度をし、ドームの外に出たら雪がちらついて寒かった。みんなけがもなく無事終了。
今回2名のベンチャースカウトお手伝いありがとうございました、助かりました。


3月27日 ファイト一発 ガッツだぜ カブ隊
             
今月の隊集会は、千里第一小学校グラウンドを借りて「カブリンピック」を行いました。



午前中は、スポーツテストでソフトボール投げ・50m走・ななめ懸垂・立ち幅跳び・なわとびの5種目の記録測定で、うさぎスカウトは、初めてですが、しかとくまスカウトは、去年の記録と比べながら各コーナーを回っていたようです。一年前に比べてどのくらい記録が伸びているかなぁ・・・
 スポーツテストが終わって昼食まで少し時間があったので「キックベースボール」をしました。






午後からはとても楽しいけど、ちょっとはずかしい「仮装競争」。
柔道家・剣道家・サンタクロース・ゆかた姿の男の子・登山家・おばあさん・サラリーマン詰襟の男子生徒・セーラー服の女生徒の9種類の仮装。
今回は男性リーダーも参加しました。誰が一番似合っているかな?


3月19〜21日 野草を食べて春キャンプ ボーイ隊


ボーイ隊久しぶりのキャンプは2泊3日の予定で始まりました。
19日午前9時JR岸部駅に元気なスカウトの顔が並びました。今回の場所は去年の夏に行った鎌倉峡です。JR新三田行きで乗り換えなし!スカウトだけでも行ける!!岸辺駅でスカウトを見送り、リーダーは資材を積んで車でJR道場駅へ。しかし3連休で中国道は吹田入り口から渋滞・・・「こらスカウトのほうが先に着くな〜」「大丈夫駅前で待ってってや〜」と言ってあるし、ベンチャースカウトも一緒で,便利な事に携帯電話も持ってる。スカウトに遅れること30分。やっとの事で道場駅前到着。スカウトの顔を見てほっとしました。

 

 道場駅からは徒歩約1時間弱「がんばっておいでや〜」車で誘導しながらキャンプ地に向かいました。
 鎌倉峡到着。さっそく設営が始まりました。久しぶりと言うのと両班とも班長不在、しかし協力しながら
がんばって、テント・タープと設営してました。
 続いて開村式(あ!隊長の言葉何も考えてない!!何言おう(;^_^A アセアセ・・・)冷や汗をかきつつなんとか開村式も終わり、プログラムの開始!百畳岩めざしてハイキング!片道20分コースだが、道のりが山あり山あり(あたりまえやけど)くさりにつかまり登る所が4箇所、スカウトは難なくほいほいあがっていく。
下見の時よりは私もほいほい行きましたが息はあがってきます。途中でお茶を飲んだのも私とスカウト一名だけ「ほんまに元気や〜」今回のスカウトは去年同じ百畳岩に上級コースでチャレンジしてたの忘れてました。
難なく百畳岩到着!みんなで記念写真!ハイチーズ!!

 下山後、テーブル作り、巻き結び・角しばりを使い作り出しました。
「まきむすびも角しばりもわからん〜」「うっそ〜」そういえばいつもは先輩スカウトがやってるところを見てるだけやったな〜ということで早速教えると、覚えのいい事。
もう次からはバッチリやね!それに毎回作っているのでだんだん上手になっていて、今回はかなりの出来栄えでした。
夕食つくり〜!今夜のメニューは鍋料理。野菜を洗って切るスカウト、お米洗い炊き係、今回は夕食は皆でいただきました。味噌鍋わいわいぱくぱく美味しかったです。
 食後は小倉副長を囲んで楽しくお話。明日の予定を聞いて解散!就寝。しかし寒い!!
まだここまでは春は来ていないようだ。みんな朝になって凍えてないようにね。
 
 2日目6時30分起床。起こしに行かなくてもちゃんと起きてきたスカウト。「えらいな〜」朝食の配給をもらって朝食作り。
ご飯・さばの味噌煮缶・たまご。朝礼の後野草の生えている田んぼまでハイキング。
田んぼで,今回の野草の講師、本田さん(河内長野5団から来て頂きました)と合流。

 

田んぼの畦道に生えている野草を次々と教えていただきました。食べられる野草はスイバ・ギシギシ・ハコベ・クローバー・ふきのとう・野ブキ・姫踊子草など。ふきのとうが見つかった時は急に皆すばやく採りに行きました。
すべて人数分採取して、お昼の食材になりました。昼食は野草の天ぷらとサツマイモと人参のかき揚げで天ぷらうどんです。スイバはすこしすっぱいのですが大人好みのさっぱりとした味でふきのとうは、ちょっとにがいこれも大人の味でした。
初めて野草を食べたのですが、どれも美味しかったです。正直言うと他の野草は味では区別できませんでした。

 

 午後からは小枝を使ったクラフト。今回スカウトが持って帰った物ですが。小枝で鉛筆と「もっくん」という人の顔などを作りました。中には、たこのようなものを作ったスカウトもいました。なかなかの想像力です。本田さんには野草の観察・クラフトと本当にお世話になりました。スカウト達も真剣に話を聞いて楽しんでいました。
本当に遠いところご指導していただき感謝です!本田さんにお礼を言い、お別れをした後は河原でかまど作り。
今夜は河原で焼き肉です。ご飯は自分達で炊く、しかも直火で。エコロジーと言われ直火で炊くのをやめていたのですが、次回のジャンボリーでは直火で料理をすると言うのを聞き、機会があるたびに直火の訓練しようと思っていたので今回直火に挑戦しました。

 

マキ拾いから始めて実施したのですが、なかなか火がつかず苦労していました。でも炊き上がったご飯は焦げ付きもせず美味しかったです。
 さあ、炭をいこして焼き肉!と思ったところで意地悪な雨がパラパラ、「リーダーサイトに撤収!!」
急遽場所をリーダーサイトに変え焼き肉で晩ご飯、とても美味しかったです。結局雨は最初のぱらぱらで終わったのですが、山の天気は変わりやすいんですね。


 夕食の後、進級に取り組みました。今回参加した見習いスカウトは初級に、初級スカウトは2級に成れるように真剣に取り組んでいました。見習いスカウトにはスカウトマークの説明ができるように宿題を出し、就寝。「みんな寒いからくっついて寝てね!」

3日目


 やはり寒い!でも昨日よりまし。我がボーイ隊のスカウトは起こさなくてもちゃんと起きてる!すごいな〜。最終日です怪我のないように。点検、朝礼が30分遅れ、時間を守ろうとスカウトに話し、プログラム開始。
今日はひさしぶりに「火付けゲーム」30センチぐらいの高さに張った麻紐を切る。
マキ集めからスタート、几帳面に井形に薪を組むスカウト、枯草や枯れ葉を盛り上げるスカウト、大きな薪に小さな薪をもたせかけるるスカウト、色々工夫してました。
 結果はライオン班の次長が堂々の優勝となりました。
キャンプ地に着くとどんな木が生えていて、薪になりそうな枯れ枝はあるかとか、いろいろ観察してくれるようになってほしいです。
火付けゲームが終わり撤収!2泊3日のめちゃ寒かったキャンプも終わり、キャンプ地に感謝を残し帰って来ました。
 今回はハイキング、野草の観察、直火での調理と1泊ではできない色々な体験ができたと思います。
無事怪我もなく帰って来れてリーダー一同ほっとしています。




春野菜の苦みの効用
      

春野菜は一般に苦みやえぐみのあるものが多いが、この味は冬の間に低下していた新陳代謝をアップし、春に向かっての体作りに寄与するという。フキノトウは、ビタミンB1、B2、E、カリウム、カルシウムを多く含み、特有の香りとほろ苦さが食欲を増進し、消化吸収を促す。
フキノトウは花を食べる花菜で、花成ホルモンというものをたくさん含み、精力を増強し、苦み成分であるアルカロイドは新陳代謝を促進するという。また、咳止めやたん切りによいとされ昔から民間療法として利用されているが、この場合はつぼみの頃に採取した日陰干しにしたものを煎じて飲む。
フキノトウは天ぷらにしたり、味噌和えにしたりしてとると春の醍醐味が味わえる。
ウドはウドの大木といわれるが、柱にも薪にもないことから「大きくて役にたたない人」の例に使われる。
栄養面からみても、とりたてて沢山含まれているものはないが、歯触りや舌ざわり爽やかな香りが、春の息吹を感じさせてくれる。
ほろ苦さは食欲をこう進し、新陳代謝を促進する効果があるといわれ、これはアルカロイドなどの働きによるという。ウドをおいしく食べるには、生が一番。あえ物や酢の物にするとよい。
タケノコにはカリウムが多く含まれ、えぐみは、アミノ酸の一種、チロシンによるが、これはカテコールアミンを作り、脳を刺激して、やる気を起こさせるそうだ。
ずれにしても春野菜の苦みやえぐみは、人にとって春の目覚めを感じさせてくれる。

(2005.3.19付日経新聞より抜粋しました)